モデルプログラム

Model Program
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Study Flow 学習の大きな流れ

学習のねらい

小学校中学年の児童の実態を考慮して、身近な景観を構成する要素の多様性に気づき、その特性を感覚的に把握するとともに、その直接的な要因を意識するようにする。

学習活動

出会う
無意識のまま眺めていた景観の中にさまざまな表情があることを知る(素材との出会い)。
さがす
担当する地域にある建造物の中から人や動物などのカオに見える部分を見つける(写真に撮る)。
気づく
見方を変えることによって、見慣れたモノがおもしろく見えることに気づく
(学校中学年の「景観まちづくり学習」は”気づく”ことから)。

準備するもの

用具 デジタルカメラまたは レンズ付きフィルム(各グループに1台)
デジタルカメラを使用した場合はプリンタ
写真を貼るための台紙
地域の白地図
バインダー、筆記用具
場所 教室、学校内、学区域など

学習の流れ(授業展開のイメージ)

学習のねらい 学習活動 教師の指導 評価
Step.01 見慣れた景色に意外な面白さがあることに気づく。 班ごとに顔探しをする場所と順序を考える。
カメラの扱い方や撮影の手順を知る。
学校内で撮った”カオ”の写真を提示する。
撮影の手順とカメラを扱うときの注意点を指導する。
活動の意欲
(観察)
Step.02 他の友だちと協力しながら顔を探す 地域班ごとに 5〜6人のグループに分かれ、地図とカメラを持って"カオ"を探しに行く。
見つけた"カオ"の写真を撮る。場所と本体を地図に記録する。
地域班地図の準備。
地域班ごとのグループ分けの指示。
注意事項の確認。
各班に1人大人が付き添えるように手配。
課題追求能力
(観察)
コミュニケーション能力
(観察)
Step.03 見つけた顔の写真を自分なりにプレゼンテーションする 撮影した写真をもとにワークシートを作成する。 撮影した写真を美しく見せられるように、ワークシートの形式をデザインできるようにする。 表現力(作品)
Step.04 自分や友だちの発見のよさに気づく 見つけた顔の写真をもとにつくったワークシートを見せながら発表する。
おもしろ顔No.1を決める。
発表場所の設定。
子どもたちのがんばったところ、視点のおもしろさを見つけ、言葉がけで評価する。
表現力
(発表・観察)
自己評価カ
(発表・観察)

留意点

・撮った写真は、掲示物としても十分楽しめるように台紙のレイアウト等デザインできるようにする。
・まち歩きの際の交通安全を確保する。特に、観察中や写真撮影中の児童は周囲への注意が疎かになりがちになるため、安全には十分配慮する。
・大きな単元の導入部分として実施するのに適しており、他のプログラムと組み合わせることが望ましい。

発展へのヒント

・「No.02:これはどこだ?探してみようまちパーツ」、あるいは「No.03:よくよく見れば、あの場所に」を行う。
・オリエンテーリング形式で、まちのおもしろいものを探す。

学習のねらい

小学校中学年の児童の実態を考慮して、身近な景観を構成する要素の多様性に気づき、その特性を感覚的に把握するとともに、その直接的な要因を意識するようにする。
まず、見ることから観ることへとつなげるために、普段見I貫れた景観に、遊びの要素を取り入れた活動を展開し、まちを構成する素材のよさやおもしろさに関心を持たせる。

学習活動

出会う
無意識のまま眺めていた景観の中にさまざまな表情があることを知る(素材との出会い)。
つくる
担当する地域にあるおもしろいと感じたモノの写真を撮り、問題をつくる。
さがす
他の班が写したモノの場所とそのモノ自体をさがす。
気づく
さまざまな素材に囲まれて生活していることに気づく
(小学校中学年の「景観まちづくり学習」は"気づく"ことから)。

準備するもの

用具 デジタルカメラまたは レンズ付きフィルム(各グループに1台)
デジタルカメラを使用した場合はプリンタ
写真を貼るための台紙
地域の白地図
バインダー、筆記用具
場所 教室、学校内、学区域など

学習の流れ(授業展開のイメージ)

学習のねらい 学習活動 教師の指導 評価
Step.01 見慣れた景色に意外な面白さがあることに気づく。 写真を見ながらどこか考える。
カメラの扱い方や撮影の手順を知る。
学校内で撮った"部分"の写真を提示し、クイズをする。
撮影の手順とカメラを扱うときの注意点を指導する。
活動の意欲
(観察)
Step.02 他の友だちと協力しながら探す 地域班ごとに 5〜6人のグル—プに分かれ、地図とカメラを持っておもしろそうなモノを探しに行く。
見つけたモノの写真を撮る。場所と本体を地図に記録する。
地域班地図の準備。
地域班ごとのグループ分けの指示。
注意事項の確認。
各班に 1人大人が付き添えるように手配。
課題追求能力
(観察)

コミュニケーション能力
(観察)
Step.03 見つけた所の写真を自分なりにプレゼンテーションする 撮影した写真をもとにワークシートを作成する。 撮影した写真を美しく見せられるようにワークシートの形式をデザインできるようにする。 表現力(作品)
Step.04 自分や友だちの発見のよさに気づく 他のグループが作成したワークシートと地図を持って、その写真がどこの何の写真かを調査しに行く。
調査結果を発表する。
発表場所の設定。
子どもたちのがんばったところ、視点のおもしろさを見つけ、言葉がけで評価する。
表現力
(発表・観察)

自己評価カ
(発表・観察)

留意点

・素材の写真は、掲示物としても十分楽 しめるように台紙のレイアウト等デザインできるようにする。
・まち歩きの際の交通安全を確保する。特に、観察中や写真撮影中の児童は周 囲への注意が疎かになリがちになるため、安全には十分配慮する。
・大きな単元の導入部分として実施するのに適しており、他のプログラムと組み合わせることが望ましい。

発展へのヒント

・「No.03:よくよく見れば、あの場所に」、あるいは「No.04:まちの色・いろいろ」を行う。
・オリエンテーリング形式で、まちのおもしろいモノを探す。
・時間や季節による素材の色や雰囲気の変化に着目する。

学習のねらい

身近な景観を構成する要素の多様性に気づき、その特性を感覚的に把握し、その直接的な要因を意識する。
普段見慣れた景観を俯瞰するのではなく、まちを構成する素材のよさやおもしろさに関心を持つ。
まちを構成する素材(壁・塀)等の材料の質感に気づく。

学習活動

出会う
無意識のまま眺めていた景観の中にさまざまな表情があることを知る(素材との出会い)。
つくる
担当する地域にある素材のクローズアップ写真を撮り、問題をつくる。
さがす
他の班が写した部分の場所とそのモノ自体をさがす。
気づく
さまざまな素材・材料に囲まれて生活していることに気づく。
(小学校中学年の「景観まちづくり学習」は"気づく"ことから)。

準備するもの

用具 デジタルカメラまたは レンズ付きフィルム(各グループに1台)
デジタルカメラを使用した場合はプリンタ
写真を貼るための台紙
地域の白地図
バインダー、筆記用具
場所 教室、学校内、学区域など

学習の流れ(授業展開のイメージ)

学習のねらい 学習活動 教師の指導 評価
Step.01 素材の持つ表情のおもしろさに気づく 素材の写真から、様々な表情を知る。壁、木の幹など建物や自然物の表面の写真から学校のどの部分か探す。
カメラの扱い方や撮影の手順を知る。
学校内で撮った“部分"の写真を提示し、クイズをする。
撮影の手順とカメラを扱うときの注意点を指嘩する。
活動の意欲
(観察)
Step.02 他の友だちと協力しながら探す 地域班ごとに 5〜6人のグル—プに分かれ、地図とカメラを持っておもしろそうな表面を探しに行く。
見つけた表面の写真を撮る。場所と本体を地図に記録する。
地域班地図の準備。
地域班ごとのグループ分けの指示。
注意事項の確認。
各班に1人大人が付き添えるように手配。
見つけた表面のクローズアップと全体像の2枚の写真を撮らせる。
課題追求能力
(観察)

コミュニケーション能力
(観察)
Step.03 見つけた所の写真を自分なりにプレゼンテーションする 撮影した写真をもとにワークシートを作成する。 撮影した写真を美しく見せられるようにワークシートの形式をデザインできるようにする。 表現力(作品)
Step.04 自分や友だちの発見のよさに気づく 他のグループが作成したワークシートと地図を持って、その写真がどこの何の写真かを調査しに行く。
調査結果を発表する。
発表場所の設定。
子どもたちのがんばったところ、視点のおもしろさを見つけ、言葉がけで評価する。
表現力
(発表・観察)

自己評価カ
(発表・観察)

留意点

・素材の写真は、掲示物としても十分楽しめるように台紙のレイアウト等デザインできるようにする。
・まち歩きの際の交通安全を確保する。特に、観察中や写真撮影中の児童は周囲への注意が疎かになりがちになるため、安全には十分配慮する。
・大きな単元の導入部分として実施するのに達しており、他のプログラムと組み合わせることが望ましい。

発展へのヒント

・まだ実施していない場合は「No.02:これはどこだ?探してみようまちパーツ」を行う。
・ 「No.04:まちの色・いろいろ」を行う。
・オリエンテーリング形式で、まちのおもしろいモノを探す。
・色と素材のパターンを言葉で表現するとともに、それを活かした教室のインテリアを考える。

学習のねらい

まちの中に存在する色は、単なる装飾的な役割を持つだけでなく、様々な意味的記号として 機能し、まちの景観を形づくっている。そうした生活の中にある色に注目し、まちの景観を構 成する色の役割について考える。
小学校中学年を想定しているが、 2年生の生活で取リ組むことも可能である。

学習活動

グループなどに分かれて、特定の色を調べることによって、まちではどのような色が使われているのか。そこから、その色が使われているのがどのような意味なのかに気づくようにする。
そうした活動を通して、まちを構成する細部にも目を向けることが重要である。

例えば、赤色は人々の注意をもっともひきつける色であり、人々に警告を発する意味を持っている。看板などに使用される場合、赤色はよく目立つ色であリ宣伝効果を発揮する。黄色は、赤色の次に人々の注意を喚起する色である。また、まちの中では黄色は、赤色と組み合わせて使用されている例もよく見られる。他には、木々の緑、オレンジ色の夕日の空、空の青さなど、広い視野を持ってまちのさまざまな色を写し撮って欲しい。

準備するもの

用具 デジタルカメラまたは レンズ付きフィルム(各グループに1台)
デジタルカメラを使用した場合はプリンタ
写真を貼るための台紙
展示用のパーテーション等
場所 教室、学区域など

学習の流れ(授業展開のイメージ)

学習のねらい 学習活動 教師の指導 評価
Step.01 まちに様々な色があることや、効果や意味があることに興味を持つ グループを作り、まちのどのようなところに自分たちのテーマの色があるか予想を立てる。 撮影するポイント、注意点などを説明する。 興味・関心
活動の意欲
(発言・観察)
Step.02 自分たちのテーマの写真を撮る グループで写真を撮りに行く。 活動の注意事項を説明する。
事前に保護者に付き添いを依頼し、各グループに 1人大人 が付き添えるように手配する。
表現力
(撮った写真)
Step.03 自分たちのテーマとまちの色について気づいた事を発表する 特徴やイメージを言葉にしてまとめる。
色の持つ意味や効果を考える。
クラスで色のグループごとに発表する。
現像した写真(インスタントカメラ、デジタルカメラなども使いやすい)をグループに渡す。
発表するための場の設定。
表現力
(発表)

コミュニケーション能力
(発表)

留意点

・最終的なねらいは、全体の景観にとって色がどのような役割を持つのかに気づ くようにすること。そのためには、建物や標識、看板などの細部を観察するだけでなく、まわりの木々や空の色などの自然物にも目を向け、景色全体にも視野が広がるようにし、まち全体の調和のあり方に気づかせること。
・まち歩きの際の交通安全を確保する。特に、観察中や写真撮影中の児童は周囲への注意が疎かになりがちになるため、安全には十分配慮する。
・大きな単元の導入部分として実施するのに適しており、他のプログラムと組み合わせることが望ましい。

発展へのヒント

・ 「No.05:地域カルタをつくろう」を行う。
・時間や季節による景観(見え方)の変化について意識を向け、異なる見え方を収集する。
・朝、昼、夕方のまちを観察して、その違いや特徴を表現する。
・色と素材のパターンを言葉で表現するとともに、それを活かした教室のインテリアを考える。

学習のねらい

自分の暮らす身近な地域の自然・景観のよいところを形づくっている要素にはいろいろなものがあることに気づく。
写真や絵、文章などで表現する力を高める。

学習活動

絵札・読み札の構想づくりを行う。
カルタの題材を探しに地域を探検する(デッサンに出かける)。
絵札・読み札を作成する。

準備するもの

用具 見本となるようなカルタ
構想シート
デジタルカメラまたはレンズ付きフィルム
デジタルカメラを使用した場合はプリンタ
地域探索用の地図(自作)
場所 教室、学区域など

学習の流れ(授業展開のイメージ)

学習のねらい 学習活動 教師の指導 評価
Step.01 地域に関心を持ち、活動を楽しもうとする カルタの担当文字を決める。
各自、読み札の素案を考え、メモする。
どんな絵が描けるかイメージし、キーワードをメモする。
一般的なカルタの紹介を行う。
ここで考えたいカルタの例を示す。
構想用のワークシートをあらかじめ作っておき、そこに記入させる。
活動の意欲
(観察)

課題設定能力
(観察・メモ)
Step.02 関心を深め内容についての情報収集や取材を通して、身近なよさを発見する 前回考えた読み札素案とキーワードメモを手がかりに、絵札に描けそうな素材を探す。
ここという場所が見つかったら 地図にマークする。候補としていくつあってもよい。
記録のため、デジタルカメラでその場所を撮影し、地図の番号と合わせておく。
素材探しの目のつけどころを事前に説明しておく。
事前に児童の目印になるもの を書き入れた探検用地図を用意する。
デジタルカメラを準備する。
途中で、地図で位置の確認をする。
写真は、注目したものそのものとともに、場所全体が分かるものも撮るように話す。
課題設定能力
(観察・メモ)

課題追求能力
(観察)
Step.03 自分の発見のよさを、自分なりに表現力を働かせる 前回の地図と写真をもとに絵札を作成する。
読み札を作成する。初回に考えた素案が使えれば清書のみとするが、絵札との関わりから再検討し、変更してもよい。
そのものを描くということでも、この場をこうしたいといった思いを含んだ未来のまちの絵を描いてもよい。
言葉が出てこない場合のヒントを与える。
表現力
(作品)

留意点

・まち歩きの際の交通安全を確保する。特に、観察中や写真撮影中の児童は周囲への注意が疎かになりがちになるため、安全には十分配慮する。

発展へのヒント

・「No.06:塀もまちの景観の一部」、あるいは「No.07:看板からまちの風景を考える」を行う。
・まちの中で好きな場 所を見つけ出し、自分だけの名前をつけて、お互いに発表する。
・絵手紙と短歌で自分のまちを紹介する。
・まちの絵はがきをつくって、他のまちに住んでいる親戚などに送る。

学習のねらい

まちを構成する要素のひとつである塀は、その種 類や色により人に与える印象が変わることに気づく。
まち全体ではなく、塀一つが変わるだけでも、まちの景観が変化することに気づき、まちの景観が良くなるにはどうすればいいのかについて考え、発表できる。

学習活動

本題材は、まちの景観の良さを「統一感」や「調和」という観点から考えていくものである。
小学生の低い目線でまちを見ると、子どもたちがなにげなく目にしているまちには、塀がたくさんあるこ とに気づく。塀は、色や素材、大きさの違いによって、人に与える印象が変わる。またその連なりか たによって、まちに「統一感」や「バラバラ感」を与える。つまり塀の連なりかたによって、まちの景観が「良くなる」ことも「悪くなる」こともある。
授業は、まちには塀がたくさんあることに気づくことから始まる。塀に注目をしてまち探検をし、塀には様々なものがあることを発見していく。
学校に戻り、それぞれの塀が与える印象について考える。同時に、その塀の印象がまちの印象にも影響していることに気づかせたい。どのような塀が連なることで、まちの印象、つまりまちの景観が良い ものに変わるのかを塀の写真を使った実験的な作業を行いながら考えていく。

準備するもの

用具 子どもの目線でまちを撮影したビデオ (3~5分程度)
デジタルカメラまたはレンズ付きフィルム(各グループに1台)
デジタルカメラを使用した場合はプリンタ
A3サイズに拡大した塀の写真(児童が撮った写真から種類の違うもの数点)
まち探検の地図
場所 教室、学校周辺など

学習の流れ(授業展開のイメージ)

学習のねらい 学習活動 教師の指導 評価
Step.01 まちの中に塀がたくさんあることに気づく まちを、子どもの目線で撮ったビデオ映像をみる。
そこに映っていたものを挙げる。例)道路、電柱、公園の入り口、塀
まちの中には、塀がたくさんあることに気づく。
次時のまち探検の説明を聞く。
事前にビデオを撮って準備しておく。
ビデオに映っていたものが、まちを構成する要素の一部であることに気づかせる。
関心・意欲・興味
(観察)
Step.02 学校周辺を探索し、写真を撮る 6人ぐらいのグループを作り、グループごとにまち探索する場所を決める。
実際に学校の周り(学区域) を歩き、目に映る塀をデジタルカメラを使用し、写真に撮る。
子どもの安全に十分注意する。
各グループに大人が1人入れるように、保護者等に協力してもらう。
撮影した写真の場所を地図に記させておくとよい。
1つの塀に対し、1画面いっぱいに塀を撮ったもの、2その塀が入っているまちの風景を撮ったものの2パターンの写真を撮らせる。
課題追究能力
(観察)

表現力
(写真)
Step.03 自分の好きな塀をつくる 前時に撮った写真を見て、塀には様々な種類、色、形、素材 があることに気づく。
塀が連なることで、まちの印象 (景観)をつくっていることに気づく。
自由に塀を並べて、自分が一番良いと思った組み合わせをつ くる。
子どもたちが撮った塀の写真をA3サイズに拡大しておく。
塀の拡大写真を、ランダムに黒板上で並べ、連なっている感じにする。
塀が連なることでまちの印象 ( 景観 )をつくっていることに気づかせたいときにはその塀が入っているまちの風景 の写真を、塀を並べて作品をつくるときには画面いっぱいに塀を撮った写真を使用するとよい。
表現力
(作品)
Step.04 塀の効果や景観 について気づき発表する 自分が作った塀の作品について発表する。
みんなでどの作品がよかったか意見を出し合う。
どうしてその組み合わせにしたのか、理由を発表できるようにする。
塀の連なりがみせる「統一感」や「調和」が景観を良くすることに気づかせたい。
表現力
(発表)

自己評価力
(発表・観察)

留意点

・写真を並べて組み合わせることを考えながら写真を撮らないと、連なっている感じが出ないことを事前に児童に説明する。
・まち歩きの際の交通安全を確保する。特に、観察中や写真撮影中の児童は周囲への注意が疎かになりがちになるため、安全には十分配慮する。

発展へのヒント

・「No.07:看板からまちの風景を考える」、あるいは「No.08:わたしたちのまちに言葉の贈りもの」を行う。
・まちのいろいろな場所で、なぜそのような 塀(境界の区切り方)が選ばれたのか、その理由を考える。
・屋根など連なっていることでまちの景観をつくっているものを探し、その印象を考える。
・まちの中で自分の好きな場所を見つけ、自分だけの名前をつける。場所と名前をお互いに発表する。

学習のねらい

まちの看板は、店の特徴を表すものであるが、同時にまちの風景をつくり、そのまちらしさを表しているものである。まちを構成するひとつの要素である看板を題材に、小さな要素が積み重なって、まちに特 徴が生まれていることに気づく。
看板を通して、色や形、素 材などの工夫を学び、自分たちのアイディアを表現することができるようにする。

学習活動

まちの景観のひとつの要素として看板を意識づける。看板そのものの色や形、素材、店構えとの調和、 周囲との調和など、看板ひとつにも工夫がつまっていることを知る。
自分たちのまちで特によいと思う看板を選び、その選考理由を考えることで、自分たちは、自分たちのまちの特徴をどうとらえ、どうあって欲しいと考えているのかを知る。
学校の看板づくりを通して、自分たちのまちに対する思いを表現し、発信する。

準備するもの

用具 デジタルカメラまたはレンズ付きフィルム(各グループに1台)
デジタルカメラを使用した場合はプリンタ
いろいろな看板を写した写真集など
場所 教室、学区域など

学習の流れ(授業展開のイメージ)

学習のねらい 学習活動 教師の指導 評価
Step.01 まちの看板ことはじめ まちの看板の意味について説明。 まちにある看板は、まちの景観をつくり、まちの特徴を表すものになっ ていることを説明。
*クイズ形式で導入 Q:「お店には必ずいます」 「まちを歩いている人の目にとまるとうれしいです」A:「看板」
世界の看板、いろいろな看板を見る。(良い看板、不釣り合いな看板など とりまぜ、評価は加えず見せる)
活動の意欲
(観察)
Step.02 まちの看板を集めよう まちにある看板を探し撮影してくる。 撮影時には、看板だけでなく、店構え、周りとの調和も撮影するように話す。
グループで活動。
課題追求能力
(観察・作品)
Step.03 ベスト看板賞決定 撮影した看板の中で、特に良いと思う看板のベスト3を投票で決める。 投票の際、選考理由を書き添えるようにし、投票後、人気のあった看板の要素について、みんなの考えをまとめてみる。 表現力
(作品)

評価能力
(発言・観察)
Step.04 学校の看板をつくろう 今まで学習した看板についての知識、考察をもとに、まちの中の学校としてふさわしい看板を考えてみる。 周囲との調和を意識させる。
グループで活動する。
色や形、素材、サイズなど工夫するように指導する。
表現力
(発表)

自己評価力
(発表・観察)

留意点

・撮った写真は、掲示物としても十分楽しめるように台紙のレイアウト等デザインできるようにする。
・まち歩きの際の交通安全を確保する。特に、観察中や写真撮影中の児童は周囲への注意が疎かになりがちになるため、安全には十分配慮する。
・大きな単元の導入部分として実施するのに適しており、他のプログラムと組み合わせることが望ましい。

発展へのヒント

・児童の関係する店の看板が話題になることもあるため、主に看板の良い点に着目した授業展開をする。
・自分たちが、小さな要素を工夫することによって、まちがよくなっていくことに気づくようにする。
・まち歩きの際の交通安全を確保する。特に、観察中や写真撮影中の児童は周囲への注意が疎かになりがちになるため、安全には十分配慮する。

学習のねらい

撮った写真をグループやクラスで並べて、自分たちのまちを表現することで、自分たちのまちに対する考えや愛着などを発信すること、またその表現方法を学ぶ活動である。
自分たちのまちを写 真に収める学習を通して、まちのよさや人々の交流、残されている自然の美しさなどを再発見し、まちの景観はそうした人々の生活が一体となって構成されていることに気づいてほしい。

学習活動

総合的な学習の時間では、学習の記録の補助として写真を使用する機会も多いと思われるが、ここでは学習の記録や補助的機能として写真を使用するのではなく、写真を撮る活動そのものを学習題材とする。例えば、まちのよさを表現するために写真全体の構図を考えるなど、 広い視野を持ち学習を展開する。なお、写真の技術だけでなく、シャッターを押す子どもたちの感性も当然、大事にしたい。
気に入った写真に、気づいたことや感じたことを効果的に表現した文章を添える。
写真を撮りにフィールドワークにでかけ地域の様子を知る。また、撮った写真は台紙に貼ったり、額に入れたりした後、会場を用意し、写真展を開く。そこでは企画・運営のスキルや表現力、コミュニケーション力が必要となる。

準備するもの

用具 デジタルカメラまたはレンズ付きフィルム
デジタルカメラを使用した場合はプリンタ
写真を貼るための台紙
展示用のパーテーション等
場所 地域、教室、展示場となる広いスペース

学習の流れ(授業展開のイメージ)

学習のねらい 学習活動 教師の指導 評価
Step.01 どんな写真を撮りたいか自分たちの課題を設定する まちの写真を見て、まちのよさや特徴についてクラスで意見を出し合う。
グループを作り、どんな写真を撮りたいかテーマを決める。
写真を撮りに行くときのポイントや注意点を説明する。 活動の関心・意欲
(観察)

課題設定能力
(観察)
Step.02 自分たちの決めたテーマの写真を撮る グループでまちの写真を撮りに行く。 事前に保護者に付き添いをお願いし、各グループに大人をつける。
活動の注意事項を説明する。
*「グループで協力して住みたいまちを撮ってきてね!」
課題追求
(観察)

表現力
(写真)
Step.03 自分たちのテーマを表現する グループに分かれて、住みたいまちをイメージする。
どの写真を使い、どのように 並べるか話し合う。
気に入った写真に気づいたことや感じたことを、言葉にして添える。
住みたいまちのポイントを説明し、発表する。
クラスみんなで展覧会を企画する。
案内状を作成して学校や地域の人に知らせる。
展覧会を実施する。
現像した写真をグループに渡す(デジタルカメラ、インスタントカメラなども使いやすい)。
展覧会に使用する写真を拡大する。
*「学校のみんなや地域の人にも見てもらおうか!」
会場やボードを用意する。
コミュニケーション能力
(発表)

表現力
(発表・観察)

留意点

・建物や人物だけに視点が限定しないように、視野を広く持って構図を考えるようにする。
・まち歩きの際の交通安全を確保する。特に、観察中や写真撮影中の児童は周囲への注意が疎かになりがちになるため、安全には十分配慮する。

発展へのヒント

・「No.09:思い出いっぱいわたしたちのみち」、あるいは「No.10:校歌の風景を見つめてみよう」を行う。
・額縁を使ってまちのお薦めの風景を切り取り、紹介する。
・まちの素敵な場所やお得な情報などを紹介するマップをつくる。
・自分の好きな場所やテーマを紹介するツアーマップをつくる。

学習のねらい

私たちはまちを歩く時、まちの風景を見ながらいろいろなことを感じて歩いている。通学で毎日通ったみちではさまざまな出来事があり、まちの風景を見ると、その時のことを思い出すことができる。
この単元では、風景と心のつながりに気づき、さまざまな思い出とともに、心に豊かさをもたらしてくれる風景を大切にしていこうという気持ちを育てる。
小学校6年生や中学校3年生で実施する場合、卒業記念アルバムとしてまとめ、自分自身をふり返る機会とすることもできる。

学習活動

自分たちの適学路(あるいは毎日適ったみち)で思い出に残ることを出し合い、みちが思い出の舞台になっていたことに気づく。
思い出の風累を写真に撮り、自分自身の毎日をふり返る。
アルバムにまとめる作業を通して、その時の自分の気持ちをわかりやすく記録する方法を考え、表現する。

準備するもの

用具 デジタルカメラまたはレンズ付きフィルム
デジタルカメラを使用した場合はプリンタ
写真を貼るための台紙
(アルバムのページのような厚紙)
思い出のコメント用の紙
場所 地域(通学路)、教室

学習の流れ(授業展開のイメージ)

学習のねらい 学習活動 教師の指導 評価
Step.01 思い出を出し合おう 通学で毎日通っているみちで思い出に残ることはどんなことがあったか、好きな場所はどこか、出し合う。 学校のまわリで、子どもたちが好きな場所、道草しやすい場所があれば、撮影し例示する。
*思い出の例:道草したこと、好きな風 景猫がいた、きれいな花が咲いていたなど。
活動への間心・意欲
(発言・観察)
Step.02 思い出を写そう 思い出に残る場所を探しながら、撮影する。 地域ごとのグループで活動。事前に保護者に付き添いをお願いし、各グループに大人をつける。 課題追求能力
(写真)

表現力
(写真)
Step.03 思い出にストーリーをつけよう 写真それぞれに思い出のタイトル、ストーリーを書き添える。 ストーリーはその時の様子を表すとともに、どう感じたかをことばで書くと、思い出が鮮明になることを伝える。
*わくわくする、ほっとする、きれいだな、楽しかったな、など。
コミュニケーション能力
(作品)
Step.04 アルバム絵図をつくろう ストーリーをつけた写真を絵図に並べて貼り、思い出のアルバム絵図をつくる。 イラストなどで写真を補足してもよい。作品はお互いに発表しあったり、展覧会に出品するなど発表の場を提供する。 表現力
(作品・発言)

留意点

・心に残る思い出を支えてくれている素敵な風景を大切にしたいという気持ちにつながるようにする。
・それぞれの思い出を尊重しあい、自由に発想できる雰囲気をつくる。
・まち歩きの際の交通安全を確保する。特に、観察中や写真撮影中の児童は周囲への注意が疎かになりがちになるため、安全には十分配慮する。

発展へのヒント

・「No.10:校歌の風景を見つめてみよう」、あるいは「No.11:地域景観プランナーになろう」を行う。
・班ごとに地図と探検クイズをつくり、他班のクイズに答え合う。
・自分の好きな場所やテーマを紹介するツアーマップをつくる。
・祖父母・両親が子どもの頃のまちの様子の写真との比較を行う。
・祖父母・両親が子どもの頃のまちの様子や遊び場等を調べ、今のまちと比べた三世代マップをつくる。

学習のねらい

校歌に描かれている情景を知ることを通して地域のよい景観を発見し、地域への愛着心を育て、まちの環境を大切にしていこうとする。
地域の地理的位置、街並みなどの様子を調べ、地域の特色を考える。
地域を観察し、素材のよさや美しさなどに関心を持つとともに、それらに対する感覚などを高める。
造形的な表現力を働かせるとともに、自らつくり出す喜びを味わい、さまざまな表し方、見方に触れ、創造的に表現する。

学習活動

校歌に描かれている情景や、イメージのできる場所を探す。坂の名前などの地名を題材とすることもできる。
その情景の場所に行き、スケッチ、写真撮影などで記録する。
そこで感じたことを各自の得意な方法で自由にまとめる(絵、工作、詩など)。
地 域の高齢者に、昔の風景についてインタビューを行い、現在の風景との違いや、風景の変 遷を考える。
みんなで発表することにより、地域の宝として共有化するとともに、現在の様子と比べ、一歩進んで、こんなまちだったらいいな、ということを考える。

準備するもの

用具 デジタルカメラまたはレンズ付きフィルム
デジタルカメラを使用した場合はプリンタ
校歌
地域図(現地取材用の持ち運びやすいものと発表用の大きなもの(1/2,500の白地図や、住宅地図を拡大し貼り合わせたものなど))
場所 地域、教室

学習の流れ(授業展開のイメージ)

学習のねらい 学習活動 教師の指導 評価
Step.01 校歌を通して地 域に関心を持ち活動を楽しむ 本時の活動(校歌から地域を知る) を知る。
グループ分け及び役割分担。
校歌に描かれている場所を探して地図に書き入れる。
どういう順序で見て回るかを話し合い、計画を立てる。
事前にわかること、知っていることをワークシートにまとめる。
わかりやすい地域図をあらかじめ 作成し、配布する。
場所の特定が困難であることが 考えられるため、地図に書き入れ る作業の助言を行う。
現地を回るルートは教師が最終 決定を行う。
事前に取材用のワークシートを作 成し、配布する。
活動の意欲 (観察)
Step.02 情報収集や取材 活動に主体的に 取り組み、地域 の特色について 考える 現地取材を行う。
写真撮影、スケッチやメモの作成等を行い、見たことや思ったことを記録する。
現地でインタビューなどを行う。
取材に必要な用具を準備する。
各班に大人が付き添えるよう手配する。
その場所の良さや美しさをたくさん書き出すよう促す。
取材用ワークシートに、現地取材メモを記入するよう促す。
昔の景観を知っている高齢者から話が聞けるようにしておく。
課題追求能力
(観察)

コミュニケーション能力
(観察)
Step.03 自分たちの地域について感じたことを、表現力を働かせて創造的にまとめることができる 写真を地図に貼りつける。
現地で感じたことを思い出しながら、現地で書いたメモ等を再整理する。
地図に意見を書き込む。
発見した「私たちのまちの良さ」をグループごとに発表する。
学習のまとめをする。
前回までに行ったことを簡潔に伝え、現地で感じたことをより多く思い出せるようにする。
その場所の魅力を知らない人々 (保護者、異学年、他地域の友達 など)にも伝わるよう楽しめる分かりやすい表現を工夫させる。
地域の宝として情報を共有すると ともに、地域の良い景観を大切にしていくことの意義を確認する。
表現力
(発表・ポートフォリオ)

自己評価力
(発表・ポートフォリオ)

留意点

・まち歩きの際の交通安全を確保する。特に、観察中や写真撮影中の児童は周囲への注意が疎かになりがちになるため、安全には十分配慮する。

発展へのヒント

・未実施であれば「No.09:思い出いっぱい わたしたちのみち」を行う。あるいは「No.11:地域景観プランナーになろう」を行う。
・地域の景観の歴史的な変化を見つけ出し、その理由を考える。
・自分の好きな場所やテーマを紹介するツ アーマップをつくる。あるいは、さまざまなテーマを取材して、地域発見新聞をつくり、発表する。
・他都市からの修学旅行生に自分たちのまちを紹介したり、逆にまちの魅力を教わったりする。

学習のねらい

場所によって地域・自然・景観のよさが異なることに気づく。
自分の暮らす地域と、訪れた場所の地域・自然・景観との違いを知る。
自分のまち(地域)のよさについて、人によって考え方や見方に違いがあることを知る。
情報収集能力を身につけ、情報を効果的に伝えていく方法を工夫する。
まちのよさを活かしていくために必要なことを話し合う。

学習活動

まち(地域)の地理的な特徴、どこにどういう種類の建物が建っているか、どこに農地があり何をつくっているか、道路や鉄道がどこを通っているか、まち並みなどの様子などを調べ、まち(地域)の特 色を考える。
郷土資料館を見学するなど、まち(地域)の発展のために昔の人が努力したことを知り、当時の人たちの工夫や苦労に気づく。昔の人の努力が、今のまち(地域)にも残っている場所を見つける。
まちづくりプランナーに話を聞く。
学習の流れ:①事前に訪れるところのイメージをつくる、②訪れる場所の魅力、現地の人々の考えを探る、③訪れた自然・地域について整理し、魅力あるおすすめポイントを企画する、④おすすめポイントのパンフレットをつくる。

準備するもの

用具 デジタルカメラまたは レンズ付きフィルム(各グループに1台)
デジタルカメラを使用した場合はプリンタ
地域図
市販のガイドブック等
場所 教室、地域、他地域など

学習の流れ(授業展開のイメージ)

学習のねらい 学習活動 教師の指導 評価
Step.01 情報収集などの活動を楽しみながら意欲的に取り組み、地域に関心をもつ 事前に訪問場所の情報収集を行う。
訪問場所で確認したいことなど、取材シートを作成する。
訪れる地域・自然・景観はどんなところか、そこで人々はどのように暮らしているのか、そこで何を体験したいのか、その理由は何か等を考えるよう促す。
取材シートのひな形を用意する。
活動の意欲
(観察・ワークシート)

課題設定能力
(観察・ワークシート)
Step.02 活動を通して得た情報や知識を自分の課題に生かす 現地で、自然や人々の暮らしぶりなどを中心に調べ、体験する。
自分の感想を整理する。
地域に暮らす人々の誇りや悩みを調べる。
取材シートに調査内容を整理する。
自分の地域にはなくて、ここにあるものは何か(その逆)、調べたり体験したりする中で、おもしろい、つまらないと感じたことは何か、その理由は何か、些細なことでも興味を惹いたことはないか等を考えるよう促す。
そこに暮らす人々・行政・観光案内所職 員等は、その場所をどう考えているのか、そこを訪れた人(観光客など)は、なぜ 訪れたのか、その場所をどう思ったのか、自分が感じる魅力を地元の人も感じているのか、地元の人々の思いを聞いてどう 感じたか、など考える視点を与える。
課題追求能力
(観察・ワークシート)

コミュニケーション能力
(観察)
Step.03 活動を通して得た情報や知識をもとにして、地域のよさを見出す 訪れた場所の魅力や問題点を話し合い、整理する。
今後、訪れる人々(学校の後輩や観光客等)のために、各自で回れる1日のおすすめポイントを企画し、発表する。
考えたコースや体験の中身を、今後の利用者の気持ちになって見直す。
ポイントのねらい(訪れた人々に何を感じ、考え、知ってもらいたいか等)、対象者(学校の後輩、一般の観光客、地元の人々等)、対象のニーズ(対象者が興味を持ってくれ そうなものは何か、その場所の自然の魅力が満喫できる体験活動は何か等)、地域への貢献(この場所の問題解決に向けて、来訪者が支援できることはないか等)、具体的なポイント、体験内容、時間配分など、ポイントの企画に関する示唆を与える。 課題追求能力
(観察・ポートフォリオ)

自己評価力
(観察・ポートフォリオ)
Step.04 感じたことや気づいたことを、わかりやすく効果的にまとめる 設定したポイントの素晴らしい点、案内、ポイントガイドとしてのパンフレットやチラシ等を作成、紹介する。 制作したものを評価する(見やすさ、言いたいことは伝わっているか、手に取ってみたいと思うか等)。 表現力
(発表・パンフレット・チラシ)

留意点

・導入として、ダンボールでつくった額縁でまちの景色を切り取り(構図を決め)、写真に撮り、言葉を添えて発表する(展覧会をする)とよい。
・まち歩きの際の交通安全を確保する。特に、観察中や写真撮影中の児童は周囲への注意が疎かになりがちになるため、安全には十分配慮する。

発展へのヒント

・祖父母・両親が子どもの頃のまちの様子の写真との比較を行う。
・祖父母・両親が子どもの頃のまちの様子やどこで遊んだかなどを調べ、今のまちと較べて、三世代マップをつくる。
・他都市からの修学旅行生との交流の機会を持ち、調べた成果を使って自分たちのまちを紹介したり、逆にまちの魅力を教わったりする。

FAQ よくある質問

簡単に言えば、「景観」とは、目に見えるまちの景色(見た目)のこと、「景観まちづくり」とは、まちの景色を大切にしようとして行う活動のことと考えてください。景観まちづくり学習は、まちの見た目に着目して行う学習です。
普段、見慣れたまちを見直し、まずはまちの見た目に関するいろいろな要素に気づくことを期待しています。
モデルプログラムには学習の主要な部分のみを示してあります。しかし、学習するに あたり、動機づけは重要な要素です。より効果的な学習とするためには、それぞれの地域の状況や子どもたちの関心等に合った 動機づけを導入時に行う必要があるでしょう。また、学習を振り返る時間をまとめの中で実状に合わせて取ることは有効です。
モデルプログラムに示した授業時間数は、一定の学習効果が得られる最小限の時間数を想定したものです。まち歩きを丁寧に行ったり、動機づけや振り返りの時間を加えることなども含め、各校の事情に応じて、自由に組み替えて展開して構いません。
対象学年の目安は、モデルプログラムの内容に応じて設定していますので、基本的には目安とした学年での実施が望ましいでしょう。ただし、モデルプログラムをヒントとして、学年に応じた学習内容にアレンジして景観まちづくり学習を行うことは可能です。
まちの見た目の多様さに気軽に触れる上では、カメラを使って授業を行うことが効果的ですが、それ以外にスケッチや工作で表したり、文章で表すといったことも考えられます。また、行政の景観まちづくり担当部署に相談してみると、カメラ等の貸出が受けられるかも知れません。なお、フィルムカメラで撮影した場合は、同時にデータ化しておくことをお勧めします。
景観まちづくり学習では、まちに出て、いろいろな景観に気づくことが非常に重要です。他の先生や保護者などの協力が得られるよう相談してみてはいかがでしょうか。実は、子どもだけでなく、保護者や地域の方々にも景観に関心を持っていただきたいのです。子どもたちと一緒に歩きながら、大人もさまざまなことに気づくでしょう。また、行政の景観まちづくり担当部署に協力を依頼してみるのもよいでしょう。

実践事例集

モデルプログラム開発時、モデルプログラムを活用した取り組みを実践した学校の事例紹介です。
実践事例集22校を掲載しています。

ダウンロード(PDF)
  • 01.岡山県 岡山市立福浜小学校3年
  • 02.山形県 金山町立金山小学校3年
  • 03.三重県 紀北町立西小学校5年
  • 04.新潟県 妙高市立斐太南小学校3年
  • 05.茨城県 桜川市立羽黒小学校3年
  • 06.千葉県 市川市立宮田小学校6年
  • 07.宮崎県 日向市立富高小学校6年
  • 08.茨城県 桜川市立羽黒小学校4年
  • 09.宮崎県 日南市立油津小学校6年
  • 10.東京都 世田谷区立桜丘小学校3年
  • 11.愛知県 豊田市立童子山小学校3年
  • 12.宮崎県 日南市立油津小学校5年
  • 13.宮崎県 宮崎市立赤江小学校6年
  • 14.茨城県 行方市立羽生小学校6年
  • 15.茨城県 桜川市立羽黒小学校5年
  • 16.香川県 香川大学教育学部附属高松小学校4年
  • 17.福島県 いわき市立中央台東小学校6年
  • 18.茨城県 桜川市立羽黒小学校6年
  • 19.愛知県 小坂井町立小坂井西小学校3年
  • 20.長野県 長野市立後町小学校3年
  • 21.愛知県 碧南市立大浜小学校6年
  • 22.北海道 北海道教育大学附属函館小学校5年

検討ワーキンググループ

この手引き及びモデルプログラム、実践事例集は、検討ワーキンググループで討議を重ね、とりまとめたものです。
また、文部科学省や教育委員会、学校・先生方にさまざまなご協力をいただきました。

座長 小澤 紀美子 東京学芸大学教授
大道 博敏 文京区立駒本小学校教諭
勝田 映子 筑波大学附属小学校教諭
志村 優子 まちづくり/まち学習プランナー
木元 千春 北区立赤羽小学校教諭
大野 慶子 自治体職員、地域政策学博士

(順不同・敬称略・所属等は平成20年3月現在)

国土交通省 都市局 公園緑地・景観課
景観・歴史文化環境整備室